都内の火葬場はどこがいい?:場所や特徴・料金まで葬儀屋が比較

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現役葬儀屋のShinoyaです。

 

東京都内には多くの火葬場があり、地域や設備、費用などがそれぞれ異なります。

葬儀の際にどの火葬場を利用するかは葬儀全体の流れや費用に大きく影響します。

この記事では、葬儀屋の現場目線から、都内の火葬場の特徴・費用・選び方などをわかりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

都内の火葬場とは?その役割と特徴

火葬場は、故人のご遺体を荼毘(だび)に付すための施設です。
東京都内では、23区内だけでも9ヶ所の火葬場があり、ほとんどが「葬儀場併設型」となっています。
これは、葬儀・告別式・火葬を同一施設内で行える形式で、移動の負担が少ないというメリットがあります。

一方で、地域によっては火葬場が少なく、予約が取りづらい場合もあります。
特に都内では人口密度が高く、1日あたりの火葬件数も多いため、葬儀屋の担当者は打ち合わせの際は葬儀の内容よりも真っ先に火葬場の予約をします。

これは、ご遺族が希望する日になるべく葬儀を行えるよう、重要なことなのです。

都内にある火葬場の種類(公営・民営)

東京都内の火葬場は、大きく「公営」と「民営」に分かれます。

■ 公営火葬場

公営は自治体が運営する火葬場で、費用が比較的安く抑えられるのが特徴です。
ただし、式場が併設されていない場合も多く、葬儀式は別の会館で行い、火葬のみを公営施設で行うケースが一般的です。

下記は一例になります。

瑞江葬儀所(江戸川区瑞江2丁目5−12)

公益財団法人東京都公園協会が管理を受託している火葬場です。

都営地下鉄新宿線瑞江駅から徒歩13分、火葬設備のみ。

都民であれば火葬料は5万9600円(7歳以上)。

臨海斎場(大田区東海1丁目3−1)

大田区・品川区・港区・目黒区の4区で共同運営する火葬場です。
公営ながらも新しく清潔感があり、式場も併設。
都内では珍しい「公営+葬儀式場併設型」として人気があります。

港区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区の区民であれば4万4000円。

府中の森市民聖苑(府中市浅間町1丁目3)

京王線東府中駅から徒歩12分のところにある、通夜・告別式・火葬・法要などがすべて行える府中市民専用の施設です。

火葬室の使用が無料なのが特徴のため、利用までに一週間程度かかることが多いです。

■ 民営火葬場

民営の火葬場は、主に民間企業(東京博善株式会社など)が運営しています。
施設の清潔感や設備が充実しており、葬儀から火葬まで一貫して行える点が魅力です。

東京博善株式会社が運営する代表的な火葬場を以下に記載します。

桐ヶ谷斎場(品川区西五反田5-32-20)

品川区にある都内最大級の火葬場で、設備・アクセスともに優れています。
JR五反田駅・大崎駅からのアクセスも良く、家族葬から一般葬まで幅広く対応可能。
火葬炉数も多いため、混雑時でも比較的予約が取りやすい人気の施設です。

代々幡斎場(渋谷区西原2-42-1)

渋谷区の中心に位置し、東京都心からのアクセスが非常に良い火葬場です。
施設全体が落ち着いた雰囲気で、宗派を問わず利用できることから著名人の葬儀にも多く利用されています。

堀ノ内斎場(杉並区梅里1丁目2-27)

杉並区と中野区の境に位置する、落ち着いた雰囲気の火葬場併設式場です。葬儀式場と火葬炉が同じ敷地内にあるため、葬儀から火葬まで一か所で行うことができ、移動の負担が少ない点が大きな魅力です。

町屋斎場(荒川区町屋1丁目23-4)

下町エリアの代表的な火葬場。
荒川区・足立区・北区などの葬儀で多く利用されています。
館内はバリアフリー設計で、家族葬にも対応しています。

落合斎場(新宿区上落合3丁目34-12)

23区のほぼ中央に位置し、交通アクセスが抜群です。
式場と火葬場が同じ敷地内にあるため、移動の手間がなく、ご高齢の方にも安心です。

四ツ木斎場(葛飾区白鳥2丁目9−1)

葛飾・江東・墨田・江戸川区エリアでのご葬儀に選ばれている四ツ木斎場。
火葬とご葬儀をひとつの場所で行えるため、移動の負担が少なく、ご高齢の方やご遠方からのご参列にも安心です。

火葬料金の相場と費用の内訳

火葬費用は、火葬場の種類(公営・民営)や利用プランによって異なります。

区分 火葬料金の目安 備考
公営火葬場 約5,000円〜20,000円 自治体によって異なる
民営火葬場 約70,000円〜120,000円 施設設備が充実している
控室利用料 約5,000円〜20,000円 待合室の種類により変動
式場利用料 約100,000円〜300,000円 葬儀・告別式を同施設で行う場合

火葬場の費用は、単なる火葬料金だけでなく、控室や式場の使用料を含めると総額が数十万円になることもあります。
葬儀屋では、ご家族の希望に合わせて最適なプランを提案し、費用の透明化を図っています。

※上記で紹介した東京博善が運営する6斎場は、火葬料が2024年6月から9万円となっています。


火葬場の予約と注意点

都内では火葬場の混雑が常態化しており、特に土日や友引明けの日は予約が取りづらくなります。
通常、火葬の予約は葬儀屋が代理で行うため、ご家族が直接手続きする必要はありません。

注意すべきポイント:

  • 友引の日は火葬業務を行わない施設が多い
  • 予約状況によっては希望日に葬儀を行えないこともある
  • 自治体によっては故人の住所による制限がある

こうした点から、葬儀屋と相談しながら早めの手配を行うことが大切です。

葬儀屋おすすめの「火葬場の選び方」

火葬場を選ぶ際のポイントは、次の3点です。

① アクセスの良さ

ご遺族や参列者の移動負担を考えると、最寄り駅から近い火葬場が便利です。
特に高齢の方が多い場合は、バリアフリー対応の施設を選ぶと安心です。

② 設備・雰囲気

控室の清潔さや式場の広さなども重要なポイントです。
最近では、家族葬向けの少人数対応式場が増えており、落ち着いた雰囲気でお見送りができます。

③ 費用とのバランス

都内では民営火葬場の利用が一般的ですが、公営施設を選ぶことで費用を抑えることも可能です。
ただし、移動や時間の制約が生じるため、総合的に判断することが大切です。

火葬場利用をスムーズにする葬儀屋のサポート

火葬場の手配は、一般の方が行うには非常に複雑です。
葬儀屋は次のようなサポートを行っています。

  • 火葬場の予約代行
  • 必要書類(死亡届・火葬許可証など)の手続き
  • 式場・控室・車両の手配
  • 参列者の案内や当日の進行サポート

葬儀屋が間に入ることで、火葬場の空き状況を即時に確認でき、希望に沿ったスケジュールで葬儀を進めることができます。

まとめ|東京都内で火葬場を選ぶ際のポイント

都内の火葬場は数多くありますが、それぞれに特徴があります。
アクセスの良さ・費用・設備・予約の取りやすさを総合的に考えることが重要です。

葬儀屋の立場から言えるのは、「火葬場の選定=葬儀の質を左右する」ほど大切だということ。
事前に家族で希望を話し合い、信頼できる葬儀屋に相談することで、納得のいくお見送りができます。

都内の葬儀屋は、都内全域の火葬場と提携し、迅速かつ丁寧な手配を行っております。
「どの火葬場がいいかわからない」という方にはより詳しい説明も可能ですので、まずはお気軽に下記からお問合わせください。

(お問い合わせはこちらをクリック)

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