葬儀の祭壇の花に誕生花が選べる?:令和版葬儀を現役葬儀屋が解説

祭壇の画像 葬儀
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現役葬儀屋のShinoyaです。

 

人生の最期を見送る「葬儀」。その中心にあるのが「祭壇」です。

最近では、故人の想いや人生を反映した“オリジナル祭壇”が注目されています。

特に「誕生花」を用いた祭壇は、見た目の美しさだけでなく、深い意味と想いを込められるとして、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)を中心に人気を集めています。

「故人に思い入れのある花を祭壇に飾りたいけれど、花の種類は決まっているよね…」

「祭壇に誕生花を飾って故人を見送ってあげたい」

そんな思いを持つ方へ、この記事では、誕生花を取り入れた祭壇の意味・メリット・実例・費用・依頼方法までを、現役葬儀屋の目線で詳しく解説します。


1. 誕生花とは?その意味と由来

「誕生花(たんじょうばな)」とは、1年365日それぞれの日にちなんだ花のことです。

古くはヨーロッパで生まれた文化で、「花言葉」とともに、その人の性格や人生を象徴するとされています。

日本でも明治以降に広まり、誕生日プレゼントや結婚式などの場で用いられるようになりました。

葬儀においては、故人の誕生花を使うことで「生まれた日を慈しみ、人生を讃える」という意味を込めることができます。

2. 葬儀の祭壇の花に誕生花を取り入れる理由

葬儀の祭壇は、単なる装飾ではなく「故人の人生を象徴する場」です。

そこに誕生花を取り入れることで、以下のようなメリットがあります。

① 故人らしさを表現できる

たとえば、3月生まれの方であれば「スイートピー(門出)」、7月生まれなら「ユリ(純潔)」といったように、花言葉や色彩でその人らしさを伝えることができます。

② ご遺族の心の癒しにつながる

花は視覚的にも癒しの効果があり、悲しみの中にも温かさを感じさせてくれます。誕生花を使うことで、ご遺族が「故人との思い出」を自然に振り返るきっかけにもなります。

③ ゲストへの印象にも残る

一般的な白い菊やユリだけでなく、誕生花を加えることで色彩豊かな祭壇となり、参列者にとっても印象深いお別れの場になります。


3. 月別・誕生花一覧とその意味

以下は代表的な「月ごとの誕生花」と「花言葉」です。
葬儀の祭壇に取り入れる際は、色合いや他の花との調和も考えて選びましょう。

誕生花 花言葉
1月 カーネーション 無垢で深い愛
2月 パンジー 思慮深い愛
3月 スイートピー 門出・優しい思い出
4月 優美な女性・精神の美
5月 すずらん 再び幸せが訪れる
6月 バラ 愛情・感謝
7月 ユリ 純潔・威厳
8月 ヒマワリ 憧れ・あなただけを見つめる
9月 リンドウ 誠実・勝利
10月 コスモス 調和・謙虚
11月 シクラメン 遠慮・誠実な愛
12月 ポインセチア 祝福・清らかな心

4. 誕生花で作る祭壇デザインの実例

首都圏の葬儀屋では、誕生花をテーマにした祭壇プランが増えています。いくつかの実例を紹介します。

● 春生まれの方(3〜5月)

桜やスイートピーを中心に、淡いピンクと白を基調とした祭壇。やさしく包み込むような印象で、女性の方に人気です。

● 夏生まれの方(6〜8月)

ユリやヒマワリを使用し、凛とした中にも明るさを感じるデザイン。男性や、前向きな人生を歩んだ方の祭壇におすすめです。

● 秋生まれの方(9〜11月)

リンドウやコスモスで、落ち着いた紫やピンクを中心に。季節感を大切にしたナチュラルな祭壇が人気です。

● 冬生まれの方(12〜2月)

白いポインセチアやカーネーションを使い、静けさと温かさを表現。キャンドルを添えて“祈りの空間”を演出します。


5. 首都圏で誕生花の祭壇を依頼する方法

東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県では、近年「花祭壇専門」の葬儀屋やプランも増えています。依頼の流れは次のとおりです。

  1. 希望の葬儀屋に「誕生花を取り入れたい」と相談する
  2. 誕生月・花の種類・色合いをヒアリング
  3. 花材の入荷時期を確認し、デザインを提案してもらう
  4. 見積もり・スケジュールを確認して正式依頼

特に首都圏では、季節の花を多く扱う花屋と提携している葬儀屋が多く、対応可能な範囲も広がっています。

まずは下記からお気軽に問い合わせてみましょう。
故人にゆかりのある花で、葬儀を飾ります
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6. 費用相場と注意点

誕生花を取り入れた祭壇の費用は、一般的な白菊中心の祭壇に比べるとやや高めです。以下は目安です。

プラン内容 費用相場(税込)
シンプル祭壇(花の量控えめ) 25万円〜35万円
スタンダード花祭壇 40万円〜60万円
オリジナル誕生花祭壇 70万円〜100万円程度

注意点

  • 季節により希望の花が入手困難な場合がある
  • 花の種類により費用が変動する
  • 事前に「イメージ写真」を共有しておくと安心

7. まとめ:誕生花の祭壇が伝える「その人らしさ」

誕生花を使った祭壇は、ただ華やかにするためのものではありません。
「その人が生まれた日」を大切にし、「生きた証」を花で表現する――。

それが誕生花の祭壇の本質です。
首都圏ではこうした“個人の想いを形にする葬儀”が年々増えています。

終活の一環として、自分の誕生花を知り、生前に希望を残しておくことも、ご遺族への思いやりのひとつです。

大切な人を想う気持ちを、花に託して――。
誕生花の祭壇で、心からの「ありがとう」を伝えましょう。

大切な故人のため、祭壇の”花”に想いを込めてみませんか。

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